「アメトーーク!」「ロンドンハーツ」消滅危機…吉本芸人ら闇営業余波

 吉本興業の芸人が反社会的勢力の会合に“闇営業”で出席し、金銭を授受していた問題で、謹慎処分を受けた雨上がり決死隊の宮迫博之(49)とロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)が出演するテレビ朝日の冠番組が消滅する可能性が25日、浮上した。「アメトーーク!」など人気番組のスポンサー企業が事態を重く見ており、同局は誠意ある対応を迫られている。ロンブーの田村淳(45)はツイッターで「軽蔑する!」と相方に激怒した。

 テレ朝の看板番組に黄信号がともった。

 宮迫、亮ら芸人たちが大規模振り込め詐欺グループの忘年会に出席した闇営業問題で、彼らが金銭授受を認め、謹慎処分が下されたが、この動向を注視しているのが番組のスポンサー企業だ。

 発覚後、テレビ朝日系「アメトーーク!」(木曜後11・20)と「ロンドンハーツ」(火曜後11・20)のスポンサー数社はCMをACジャパンの広告に差し替えた。亮の処分を受けて、25日放送の「ロンハー」は亮の出演シーンを全てカットして放送したが、この日もCMの約3割はACジャパンに差し替えられ、もとに戻ることはなかった。

 両番組のスポンサーである某企業はサンケイスポーツの取材に「テレビ局がどういう対応をされるか未確定なので、確定次第、放映するか判断する」と説明。スポンサー自体を降りる可能性には「何とも言えないです」と言葉を選んでおり、深刻さが浮き彫りとなった。「アメトーーク!」の13日、20日放送回でCMを切り替えた三井住友銀行も「事態の詳細の把握に努め、必要に応じてしかるべき対応を検討させていただきたい」とコメントした。

 この日、テレ朝は収録済みの両番組について、「出演部分についてできる限り配慮し、再編集して放送する」と説明。宮迫や亮の降板の可能性については、あくまで「出演を見合わせている」と話すにとどめた。

 民放関係者は、2人が反社会的勢力とのつながりを認識してはいなかったと主張しているものの、金銭の授受を一転して認めたという嘘がスポンサーにとって「重大な問題」と指摘。CM枠のセールスに関することは公表されておらず、特定の番組へのCM出稿かどうかによっても事情が変わるとした上で、「企業イメージに関わるため、そのようなタレントの冠番組に出稿するリスクは取らない」と推測した。

 一方で仮にスポンサーが降りたとしても、人気番組だけに対応は慎重に進めるとの声もある。

 吉本は謹慎期間について「当面の間」としており、関係者は「期間はその芸人によって変わるが何も決まっていない」と説明。年内いっぱいとみる声もあるが、謹慎後には番組自体が消えている可能性もありそうだ。

★宮迫出演番組、誤って放送

 毎日放送が24日放送の「痛快!明石家電視台」でカットするはずの宮迫の映像を誤って放送したと発表。宮迫が出演しない2月25日放送分の再放送に差し替えるはずがシステムの不具合で作動せず、冒頭の5分39秒間、ひな壇後列に座った宮迫が映った。監視していた社員が気づいて手動で切り替え、番組中にテロップで謝罪した。

★芸人の闇営業による余波

 ◆お笑いコンビ、ザブングルの加藤歩(44) 故郷・三重県四日市市の観光大使としての活動を当面見合わせ

 ◆ピン芸人、ムーディ勝山(39) 故郷・滋賀県草津市の公式サイトのPR集団メンバーリストから名前を削除

 ◆お笑いコンビ、天津の木村卓寛(43) 出演予定だった舞台「家族のはなし」(8月17~25日)を降板

 ◆お笑いコンビ、2700のツネ(36) 故郷・大阪府和泉市のいずみの国和泉市PR大使を解職

 ◆お笑いコンビ、ザ・パンチのパンチ浜崎(38) 故郷・東京都小平市の観光大使などを務めていたが、市が公式サイトからプロフィルを削除

 ◆お笑いコンビ、ストロベビーのディエゴ(41) 故郷・沖縄県宜野座村のふるさと大使について、今後の動向を見ながら検討

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