鬼ガール奥河内を駆ける 監督ら知事表敬

 映画制作を通じて地域活性化を進める「奥河内ムービー・プロジェクト実行委員会」(大阪府河内長野市)のメンバーらが23日、長編映画「鬼ガール!!」(仮題)の本格的な撮影開始を前に、吉村洋文知事を表敬訪問した。一行は「(作品を通じて)必ず大阪を盛り上げる」と力を込めた。

 作品では「鬼族の末裔(まつえい)」である女子高校生が、部活動に打ち込むことを通じて「なりたい自分は何か」や「自分は何者なのか」を探す姿を描き出していく。

 メガホンを取るのは映画「逆転裁判」(平成24年)で助監督などを務めた河内長野市出身の瀧川元気監督(32)。河内長野市や千早赤阪村など「奥河内地域」を中心に6月中旬ごろから本格的な撮影を始め、令和2年の公開を目指す。

 同じ河内長野市出身の吉村知事は「河内長野は、素晴らしい自然や歴史など積み重ねたものがあり、『育ててもらった』という思いがある」と力説。「映画で奥河内の魅力を全国に表現していただくのは非常に心強い。府としても全面的に協力したい」と激励した。

 瀧川監督は「河内長野市は人口が減少しており、このままいくと消滅都市の候補になると危機感を感じていた。自分のノウハウを使って地元に貢献したい」と作品にかける思いを説明。「必ずや奥河内を中心に、大阪を盛り上げることにつなげる」と意欲を語った。

 河内長野市は今月、「中世に出逢(あ)えるまち~千年にわたり護(まも)られてきた中世文化遺産の宝庫~」のストーリーが評価され、日本遺産に認定されたばかり。その「中世文化遺産」の中心でもある観心寺と金剛寺での撮影を予定している瀧川監督は「『中世と出逢えるまち河内長野』と映画がマッチングできている」とタイミングの良さを喜んだ。

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