新作寅さんに京マチ子さん“出演”、山田洋次監督明かす

 映画「羅生門」「雨月物語」などに主演し、元祖国際派女優として活躍した女優、京マチ子(きょう・まちこ、本名・矢野元子=やの・もとこ)さんが12日午後0時18分、心不全のため東京都内の病院で死去した。95歳だった。14日に東宝が発表した。生前の本人の遺志により、14日に密葬で執り行われた。

 12月27日公開の映画「男はつらいよ おかえり 寅さん」に京さんが“出演”していることが14日、分かった。

 メガホンを執った山田洋次監督(87)が、同シリーズ第18作目で故人をマドンナに起用した76年の映画「男はつらいよ 寅次郎純情詩集」の映像を使用していることを明かした。

 かわいらしい色香を漂わせていた京さんについて山田監督は「至高のマドンナ。寅さん憧れの貴婦人として登場していただいたときの息をのむような美しさをまざまざと思い出す。その奇跡のような美しさと気品は晩年まで少しも変わらなかった」とコメント。「(新作に)再び登場していただいているので必ず京さんに見ていただくつもりだったが、それがかなわなくなってしまった。悲しくてたまらない」と無念をにじませた。

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