スクリーンでも長澤まさみが弾ける!! 映画「コンフィデンスマンJP」、超一級の面白さ

 今週、東京都内で開催された17日公開の映画『コンフィデンスマンJP』(田中亮監督)のワールドプレミア。偽札のシャワーの中、長澤まさみ(31)、東出昌大(31)、小日向文世(65)、三浦春馬(29)、竹内結子(39)らがド派手に登場した。

 長澤演じるダー子、東出演じるボクちゃん、小日向演じるリチャードの3人のコンフィデンスマン(信用詐欺師)が善人ではない大金持ちから大金をだまし取る“コンゲーム”というジャンル。

 昨年4月期にフジテレビ系で放送され、総合視聴率15・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をたたき出し、多くの賞を手にした。

 今作も脚本家、古沢良太氏が生み出す数々のアイデア、仕掛けが鋭くさえまくる。あらかじめ大ヒットが約束されているような映画だ。パンフレットのストーリーを引用すると《次なるオサカナは、香港マフィアの女帝で、その冷酷さから【氷姫】という異名を持つラン・リウ。彼女が持つと言われている伝説のパープルダイヤを狙って、3人は香港へ…》という流れで物語は進む。

 コンゲームの面白さは登場人物がだまし合い、さらには観客をもだますという幾重にも絡んだ仕掛けにあり、さまざまな伏線が張り巡らされている。それがどういう意味なのかは、後々明かされる。二転三転どころが、四転五転の複雑さ。原因を仕掛けては計算通りの結果を生み出す“人工的因果”。物語を描き、だます相手をだましの袋小路に追い込んでいくところが詐欺師の醍醐味だ。

 長澤、東出、小日向の3人が演じるキャラは、テレビ同様はじけまくる。小手伸也(45)が演じる五十嵐も相変わらず濃厚な味わいで、スクリーンのカロリーアップに一役買っている。

 今回は香港の女帝ラン・リウを演じる竹内、天才恋愛詐欺師の三浦、ダー子をだまそうとして逆に釣られる新米コンフィディンスウーマン役の女優、織田梨沙(23)が彩りを加えている。

 伝説のカンフー・スター、ブルース・リーをまねてはしゃぐシーン、ひょっとするとジャッキー・チェン? という人物がちらりと映るなど、香港ならではの遊び心もちりばめられている。

 ただただ面白い。ハリウッドでリメークがあっても不思議ではない、超一級のエンターテインメントだ。

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