スーファミ「マリオカート」がゲームの殿堂入り 米博物館

 潤沢な予算を持つ海外勢に苦戦を強いられる日本ゲーム業界だが、その功績は未だに高く評価されているようだ。玩具などを展示する米ニューヨーク州のストロング博物館は2日、1992年に発売された「スーパーマリオカート」(任天堂)など4つのゲームの殿堂入りを発表した。

 ストロング博物館は2015年から年に1回、社会に大きな影響を与えたビデオゲームを4~6本選出し一部を常設展示している。これまで「スーパーマリオブラザーズ」(任天堂)、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」(セガ)、「パックマン」(バンダイナムコエンターテインメント)、「ファイナルファンタジーVII」(スクウェア・エニックス)などが殿堂入りしており、日本製ゲームが開始から5年連続で選ばれたことになる。

 殿堂入りした「スーパーマリオカート」はマリオなどお馴染みのキャラクターがカートレースをするゲームで、現在も続くシリーズの原点。ストロング博物館によると販売本数はスーパーファミコン用ソフトで4番目の870万本だという。選出の理由については「年齢やゲームが上手いかどうかなどに関わらず、全ての人が楽しめる優れた対戦ゲーム」などとしている。

 任天堂は今夏、スマートフォン向けにマリオカートのアプリを配信する予定。平成4年に生まれたゲームの最新作は、令和の世でも多くの人を楽しませるだろう。

 この他には「マイクロソフトソリティア」(マイクロソフト)、「モータルコンバット」(ミッドウェイゲームズ)、「コロッサル・ケーブ・アドベンチャー」(ウィル・クラウザー氏など)が殿堂入りした。

 ソリティアはマイクロソフトのウィンドウズOSのパソコンにインストールされているデジタルカードゲーム。仕事の空き時間にちょっと遊んでみて、そのまま熱中してしまったビジネスパーソンも多かっただろう。OSがウィンドウズ10のパソコンでは専用のページからダウンロードして無料で遊べるようになっている。

 モータルコンバットは「ストリートファイターII」(カプコン、2017年に殿堂入り)のような対戦格闘ゲーム。残酷な表現が問題視され、販売されるゲームの対象年齢を審査する団体が設立される一因とも言われているが、これは「映画や文学のように、ゲームが子供だけのものではない」(ストロング博物館)ことを示す出来事だったという。

 1976年に開発されたコロッサル・ケーブ・アドベンチャーは、実在する洞窟を探検する超レトロなゲームだ。パソコンのモニターに表示されるのは文字だけで、描写された状況に対して適切な行動(コマンド)をキーボードで打ち込むと物語が進行していく。

 アドベンチャーゲームのルーツとも言える作品を、ストロング博物館は「想像力に満ちた世界を想起させるだけでなく、ファンタジーゲームの基礎を築き、コンピューターゲームを未知への旅にした」などと高く評価した。

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