高崎映画祭最優秀作品賞は塚本晋也監督「斬、」

 「映画の街・高崎」をアピールする群馬県高崎市を彩る第33回高崎映画祭の受賞者が9日発表され、最優秀作品賞には塚本晋也監督の「斬、」が選ばれた。4年ぶりに特別大賞も設けられ、大林宣彦監督の「花筐/HANAGATAMI」が輝いた。

 選定は平成29年12月から昨年11月末までに国内で劇場公開された邦画446本を対象に、志尾睦子プロデューサーらでつくる選定委員会が行った。

 人を斬ることに苦悩する侍を描いた「斬、」は「深淵なるテーマに実直に向かい合い、映画がなし得る表現に挑み続けた」ことなどが評価された。

 特別大賞の大林監督について、志尾プロデューサーは「商業映画とは一線を画し、生涯を通して地方で映画を撮る独特の手法に敬意を表す。別格の存在」などとたたえた。

 最優秀主演男優賞には「斬、」で「うなるより他ない奥深い表現力」と評された池松壮亮さんが選ばれた。池松さんは前回も最優秀助演男優賞に輝いており、2年連続の受賞は初となる。

 最優秀主演女優賞には「人間力あふれる存在感」が高く評価された「鈴木家の嘘」の原日出子さんと、「役を孤高な輝きを放つキャラクターに昇華させた演技力と表現力に脱帽」と言わしめた「生きてるだけで、愛。」の趣里さんが選ばれた。

 映画祭は3月23日~4月7日の16日間、高崎市文化会館(同市末広町)など4会場で開催。授賞式は3月24日午後4時から群馬音楽センター(同市高松町)で行われる。

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