「トレース~科捜研の男~」錦戸亮 平成最後の“月9”

【TVクリップ】

 「科捜研」=科学捜査研究所を舞台にしたドラマが数ある中、“月9”でも科捜研のドラマが始まる。

 「枠でドラマを選ぼうとは思っていないけど、僕の中で月9といえば、木村(拓哉)君の『ロングバケーション』が何よりもイメージとしてある。やっぱりすごいブランド。周りの反響も大きい」と打ち明ける。

 原作は「月刊コミックゼノン」連載の人気漫画「トレース~科捜研法医研究員の追想~」。原作者の古賀慶氏は元科捜研研究員で、リアルな描写も評判だ。

 ドラマのサブタイトルは「科捜研の男」。否が応でも、沢口靖子主演のテレビ朝日系「科捜研の女」を連想させるが、「ちゃんとしたものを作らないと『科捜研の女』にも失礼になる」と気を引き締める。ただ旧知のテレ朝のドラマスタッフに会った際には、「楽しみにしてるよ」との言葉をもらったという。

 演じる真野礼二は膨大な知識と高い鑑定技術、独自の着眼点を持ちながら、クールで協調性がなく、周囲から浮いた存在。役作りは自身の考える真野と監督の求める真野のすり合わせから始めた。演技にクールさを求められるが「同じクールでも、“スカした感じ”にならないように」と念じて演じている。

 たたき上げのベテラン刑事、虎丸良平を演じる船越英一郎からは普段、「亮ちゃん」と気さくに呼ばれているが、ドラマ内では対立する場面も。2人の緊張感漂う関係性も見ものだ。

 平成のうちに最終回を迎える最後の月9作品。「普段はそんなに意識しないけど、物心ついて覚えているのはやっぱり平成時代。ドラマが終わったら、平成の終わりを意識するのかな」。月9主役として平成の最後を全力疾走する。(文化部 兼松康)

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