【紅白回顧】サザン、ユーミン、北島三郎…大物の底力で平成を締めくくる

 平成最後の紅白が終わった。NHKもそのことを強く意識し、実際に一つの時代の締めくくりにふさわしい紅白となった感が強い。最後にサザンオールスターズが、出演者全員がそろったステージを大いに盛り上げ、まさに“平成フィナーレ”を印象づけるような締めくくりをしてくれたのも大きく、その舞台を演出したNHKに素直に称賛を送りたい。(兼松康、三宅令)

記憶に残るフィナーレ

 何しろ、すごかった。大トリのサザンオールスターズのステージだ。“卒業宣言”から5年ぶりの紅白登場となった北島三郎さんと絡むことはある程度予想されていたが、それを超えるステージをみせてくれた。

 ボーカルの桑田佳祐さんはステージ狭しと走り回りながら熱唱。まるでサザンのライブを見ているかのような錯覚に陥った。

 そして、そこに北島さん、松任谷由実さんという大物が、臆することなく参加。松任谷さんから頬にキスを受け、桑田さんはそれに応じるように腰をくねらせるダンスを披露し、大いに盛り上げた。松任谷さんの挑発でサザンの、というか桑田さんの遊び心がさらに際立った形だ。

 こうした大物の底力が、いい方向へいい方向へと作用しあったことが、最後のステージを大いに盛り上げ、最高潮のままで締めくくることにつながったといえる。記憶に残る見事なフィナーレだった。

初登場組も魅力

 新しい力もまた大いに盛り上げに一役買った。

 初出場の純烈は、ファンクラブのファンを率いてのステージ。かつて特撮ヒーローを演じた俳優たちが紅白を目標にムード歌謡グループを結成。シニア女性を中心に、常に支えてきてくれたファンとともに紅白の舞台に立った姿は感動的ですらあった。

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