野球経験など「人生に無駄ない」 アニメ「グラゼニ」の主演声優、落合福嗣さんが積み重ねた“努力”

 かつてテレビなどで紹介された、型破りな少年時代のイメージが根強い人もいるだろう。平成27年に声優デビューを果たし、この春からは放送中のアニメ「グラゼニ」(BSスカパー!)で初主演を務めている。「人生に無駄なことなんてない」「僕自身は、あの頃と根は変わっていないと思う」。よく通る良い声で語る声優の落合福嗣(おちあい・ふくし)さん(30)に、作品の魅力や声優になるまでの経緯、これらの言葉の真意を尋ねた。

運命的なものを感じる

 落合さん演じる「グラゼニ」の主人公は、26歳のプロ野球選手、凡田夏之介(ぼんだ・なつのすけ)。「30歳を過ぎたらあと何年できるか分からない」「引退してコーチや解説者になれるのは一握り」…。厳しいプロ野球界で生き残るため、中継ぎ投手の夏之介ら選手たちが日々もがき、奮闘する姿が描かれる。

 「野球が題材の作品では珍しく、『お金』をテーマにした作品。絵柄はポップですが、話は意外とシビアです。今までこういう毛色の作品はなかったと思いますし、選手の葛藤や駆け引きなど、人間ドラマがリアルに描かれている点がすごいんです!」

 「グラゼニ」が他のアニメと異なるのは、主人公・夏之介のモノローグ(一人語り)が非常に多い点にある。声優としての技量が求められる役柄だ。

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