伝説の歌姫や最強バンドが35年ぶり公演…世界が喜んでも日本が喜べない“事情”:イザ!

2014.4.27 15:09

伝説の歌姫や最強バンドが35年ぶり公演…世界が喜んでも日本が喜べない“事情”

【岡田敏一のエンタメよもやま話】

 日本ではポール・マッカートニーの再来日公演やローリング・ストーンズ、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ボブ・ディランといった欧米の超大物ロッカーの来日ラッシュで盛り上がっていますが、欧米のエンターテインメント業界はいま、ある女性歌手の唐突過ぎるライヴ開催のニュースの話題でもちきりです。

 団塊ジュニア世代以上のロックファンなら名前は聞いたことがあると思います。1970年代に活躍した女性歌手(シンガー・ソングライター)ケイト・ブッシュ(55)が何と、今年の8月から10月にかけて、ロンドンで35年ぶりとなるライヴを行うと発表したのです。

 ■欧米メディア騒然させた“天使”…ネット検索もビヨンセ超え

 日本人的感覚でいえば「まだ、おったん?」てなもんですが、英国では77年のデビュー以来、未だに新作をきっちり発表する現役バリバリの超大物。彼女が3月21日の朝、自身の公式ホームページでこの件を発表すると、英紙ガーディアンやデーリー・テレグラフ、英BBC放送(いずれも電子版)といった英メディアを中心とした欧米主要メディアが驚きを持って一斉に報道。彼女の公式ホームページが一時、つながりにくくなる騒ぎとなりました。

 その反響は凄まじく、ロンドンの劇場、ハマースミス・アポロ(昔のロックファンにはお馴染みの旧ハマースミス・オデオン、約5000人収容)で8月26日から10月1日までの計22公演のチケット(価格は日本円にして約8400円~約2万3000円)は、3月28日の発売日、わずか約15分で売り切れ!。

 実際、3月21日付のデーリー・テレグラフによると、英チケット販売サイト「ヴィアゴーゴー」では、このケイト・ブッシュ人気、レディー・ガガやビヨンセ、ケイティ・ペリーら現在の世界のトップスターたちの公演チケットの発売日の1週間前の反響を大きく上回り、「ケイト・ブッシュ」が最も人気を集めた検索語になったといいます。

 彼女のことを良く知らないという人のため、簡単に。70年代から現在まで、日本を含む全世界でさまざまな女性歌手が登場し、活躍してきましたが、その中でも最も個性的かつ独創的な作品を提供し続けている人です。

 たとえば、レディー・ガガが奇抜で独創的なのはファッションだけで、その音楽は奇抜どころか、非常に古典的な米国のロック音楽やポップスをうまく現代風にアレンジしたカッコ良くて聞きやすいものばかりです。

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