【関西経営者列伝】「鬼滅」缶コーヒーが大ヒット ダイドー社長に「次」聞く

 新型コロナウイルス禍の中、人気アニメ「鬼滅の刃」のキャラクターをあしらった缶コーヒーが飛ぶように売れたダイドーグループホールディングス(HD)。高松富也社長は「今秋、(鬼滅の刃に代わる)新たなキャンペーンを考えている」と明らかにした上で、同社の自動販売機を「社会のインフラ」と呼ばれる存在にしたいと語った。(聞き手 藤原章裕)

 --鬼滅缶コーヒーの売れ行きは

 「昨年10月に発売し、3週間で5千万本、令和3年1月期に1億本を突破するなど、これまでになかった爆発的ヒットになりました。缶コーヒーの主要顧客は30~40代の男性ですが、今回は10~20代の若者、子供や夫のために買い求める女性など普段は缶コーヒーを手に取らなかった人たちにもご購入いただきました。一部は自販機限定の商品でしたが、これまで自販機で飲料を買わなかった人も購入されていました」

 --鬼滅とのコラボレーションは継続するのか

 「当初はキャンペーン期間を3~4カ月と考えていました。売れ行きが想定以上だったため、数カ月延ばしました。ただ、今回のコラボはいったん終了し、缶コーヒーの最盛期を迎える今秋に新キャンペーンをやろうと考えています。その内容は秘密です(笑)」

 --1月期決算は売上高が前期比6%減にもかかわらず、最終利益は80%増に達した

 「鬼滅とのコラボで(ペットボトルに比べて原材料が安く)利益率の高い缶コーヒーの販売が好調だったことに加え、(コロナ禍での)働き方改革で旅費・交通費や交際費などいろいろな経費を抑制できた結果です。消耗部品の交換などで自販機の耐用年数を5年から10年に延ばしたことも大きな要因です」

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