LINE、中国からのアクセスを完全遮断 第三者委初会合

 LINE(ライン)の出沢剛社長は23日夜の記者会見で、通信アプリの利用者の個人情報が業務委託先の中国の関連会社から閲覧可能になっていた問題で、中国からの日本ユーザーの個人情報へのアクセスを遮断済みだと説明した。「3月23日現在、プライバシー性の高い個人情報に関しては、中国からのアクセスを遮断している」と述べた。

 会見した出沢社長は「信頼を裏切ることになったことを非常に重く受けとめている」と謝罪。今回の問題が発生した背景については「グローバルで協調しながら開発してきたが、見落としてきたことが多かった」と述べ、中国が国家情報法で自国民に情報活動への協力を義務付けたことなどに対応できていなかったとした。LINEは個人情報保護委員会から事実関係などを23日までに報告するよう求められており、同委員会にも同様の報告をしたとみられる。

 同問題では日本国内のサーバーに保管された利用者の名前やメールアドレスなどの情報が、委託先の中国の関連会社から閲覧可能な状態になっていた。また韓国にあるサーバーでは、投稿された画像や動画ファイルが保管されていた。画像にはオンライン診療サービスで利用する健康保険証も含まれていたという。

 一連の問題を受け、金融庁はLINEとLINEペイなどの金融関連会社に対し、資金決済法などに基づき経緯の報告や資料を提出するよう22日付で報告徴求命令を出した。

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