なぜフェイスブックが「いじめっこだ」と世界から叩かれているのか

 こうしたコンテンツに絡む話以外にも、そもそもこうしたビッグテック企業については、ユーザーデータを利用して収益を出している国々で税金を払っていないとして、デジタル課税の問題がずっと議論になっている。欧州ではすでに課金を始めたところもあるが、世界的に今後の課税状況の行方が注目されている。課税対策は企業として必ずしも否定されることではないが、莫大な利益を出しながら支払いを渋る姿勢は「強欲」であると多くの目には映る。

 とにかく劣勢のフェイスブックがまた、今回のオーストラリアの件で話題になったということだ。オーストラリアのニュース記事を利用できなくしたことに対して、同社の主張はこうだ。 ユーザーが見ているコンテンツでニュースの占める割合は4%以下だが、それでも試算では、20年の1年間で、リンクなどによるユーザー誘導で3億1500万ドルの利益をオーストラリアのメディアにもたらしているという。課金購読者を増やす手助けをしているという言い分もあるだろう。

 この先、オーストラリアとフェイスブックの争いがどう展開するのか要注目である。その結果が他の国にも影響を及ぼすことになるからだ。日本だって例外ではない。

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