なぜフェイスブックが「いじめっこだ」と世界から叩かれているのか

「いじめっこ少年のやり方」だと批判

 この動きに、世界各地から批判が噴出することになった。英国のデジタル・カルチャー・メディア・スポーツ委員会のトップである国会議員のジュリアン・ナイトは「オーストラリアでフェイスブックがやり始めたこの行為、つまりいじめっこ少年のやり方を受けて、世界中の議員らは同社に対してさらに厳しくなるだろう」と語った。

 要するに、オーストラリアでのフェイスブックの動きは、世界的な批判を浴びて、敵を作ることになるとナイトは警告している。

 ちなみにオーストラリアといえば、「News Corp」という世界的なメディア企業が誕生した地である(現在の本社は米ニューヨーク)。CEOはオーストラリア人である「メディア王」のルパード・マードックで、オーストラリアの大手紙や地方紙のみならず、大手テレビ局や、米ウォールストリート・ジャーナルも傘下に収めている。要するに、世界のメディアの行方を左右する企業の影響力が強い国として、世界的にもその動向と発言は注目される。

 一方のグーグルは、メディア企業と契約を進めている。実は、グーグルは新しいニュース配信サービスである「News Showcase(ニュース・ショーケース)」をドイツやブラジル、そしてつい先日オーストラリアでも開始しており、このサービスに必要不可欠であるニュースのコンテンツにはカネを払う方針をとっている。これから英国とアルゼンチンでも開始されるし、カナダではメディア企業との交渉が続いているようだ。これまで世界のメディア企業と500以上の契約を結び、今後3年で合計10億ドルを支払うことになっている。

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