令和2年の鉱工業生産10%低下 新型コロナで大幅悪化

 経済産業省が29日発表した令和2年の鉱工業生産指数速報(平成27年=100)は前年より10・1%低い90・9だった。年間の指数の低下は2年連続。新型コロナウイルス感染拡大を受けて令和2年春に実施した緊急事態宣言などの影響で大幅に悪化し、現行基準で比較可能な平成25年以降で最も低い水準となった。

 同時に発表した令和2年12月の生産指数速報値(季節調整済み)は前月より1・6%低い93・2だった。低下は2カ月連続。基調判断は前月の「生産は持ち直している」を据え置いた。

 2年は、感染拡大に伴う物流の混乱で海外からの部品調達などが滞ったことに加え、緊急事態宣言で経済活動が制限され、企業の生産水準が急激に低下。単月の指数は5月に78・7まで下がった。6月以降は回復傾向が続いたが、11月からは再び悪化傾向になった。

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