九大発宇宙ベンチャー、QPS研究所 2基目の小型衛星打ち上げへ

 九州大学発宇宙ベンチャーのQPS研究所(福岡市中央区)は22日、2基目の小型SAR(合成開口レーダー)衛星を打ち上げる。同社は複数の衛星を活用した地球観測体制の構築を進めており、企業などへの観測データの提供を目指している。

 「イザナミ」と名付けられた同社の小型SAR衛星は、九州各地の中小企業などと共同で開発。独自開発の小型衛星用大型軽量アンテナを積んでいる。重さは100キロ程度で従来の衛星の20分の1、民生品の活用などにより開発費用も100分の1に抑えた。

 イザナミは22日午後11時24分(日本時間)、米スペースXのロケットによって打ち上げられ、高度約525キロの軌道に投入される。

 QPS研究所は2025年を目標に36機の小型SARを打ち上げ、世界中のほぼどこでも約10分で地球を観測できる体制の構築を進めている。イザナミは同社の2号機で、1号機の「イザナギ」は令和元年12月に打ち上げが成功している。

 同社は平成17年、九大の八坂哲雄名誉教授らによって創業。地元中小企業約20社と「北部九州宇宙クラスター」を結成し、新産業の育成にも尽力。衛星部品の約8割を地元九州の企業と共同開発している。

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