スマホアプリで口座開設 ふくおかFGデジタル銀 5月開始

 福岡銀行などを傘下に持つふくおかフィナンシャルグループ(FG)が設立したデジタル銀行「みんなの銀行」(福岡市)は14日、スマートフォンのアプリから24時間365日、口座開設が可能となるサービスを始めると発表した。個人向け金融サービスを軸に、開業3年目で黒字化を目指す。

 横田浩二頭取らが同日、オンラインで事業説明の記者会見を開いた。

 みんなの銀行は、ふくおかFGの完全子会社。昨年12月に金融庁の営業許可を取得し、地方銀行初のインターネット専業銀行として、デジタル世代の若者をターゲットに、九州に限らず全国で顧客の獲得を目指す。今月4日にシステムを稼働させ、5月下旬にサービスの提供を始める予定。

 同銀行によると、スマホで口座開設が完了するサービスの提供は国内初。口座開設に印鑑の押印や書類の郵送が不要となる。スマホとQRコードを使ってセブン銀行の現金自動預払機(ATM)で入出金できる。

 アプリに他の銀行口座やクレジットカードの情報を登録すれば、一括でお金を管理できる。

 個人向けのほか、預金や送金、ローンなど金融機能やサービスを他の企業に提供する事業にも段階的に取り組む。

 開業3年目で120万口座、預金残高2200億円、ローン残高800億円を目指す。

 会見で、横田氏は「3年目くらいまでは個人向けローンの金利収入を柱に足場を固めていきたい」と述べた。既存のインターネット専業銀行との競合については「入り口で苦戦するかもしれないが、常にサービスを改善し続け、地道にファンを増やしていけば勝機はある」と自信をのぞかせた。

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