景気指数6カ月ぶり悪化 20年11月、0・3ポイント下落

 内閣府が8日発表した2020年11月の景気動向指数(15年=100、速報値)は、景気の現状を示す「一致指数」が前月比0・3ポイント下落の89・1となり、6カ月ぶりに悪化した。基調判断は4カ月連続で「下げ止まり」とした。

 気温が高めに推移して秋冬物の売り上げが振るわなかった。部品の供給が滞り、自動車の出荷が鈍かったとの要因もあった。内閣府の担当者は「新型コロナウイルスの感染再拡大も消費意欲の低下に響いた」と話した。

 速報値の算出には、小売業の商業販売額や有効求人倍率といった景気に敏感に反応する8の指標を用いており、3つがマイナスに寄与した。

 20年1月に94・6だった一致指数は、新型コロナの感染拡大によって政府が全国を対象に緊急事態宣言を発令していた5月には71・7へと急落。その後、経済活動の再開に合わせて6月から5カ月連続で上昇していた。

 新規求人数の伸びや株高傾向が寄与し、数カ月先の景気を映す11月の「先行指数」は2・3ポイント上昇の96・6だった。

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