カーブミラーでシェア1位の理由は「立地」と「ニッチ」

 道路の至るところで目にするカーブミラー(道路反射鏡)の国内製造シェア日本一の企業は福井市にある。もとは浴槽などの製造を手掛けていたが、ひょんなことからカーブミラーの生産に乗り出した。さらに、業界のトップメーカーとなったのは、福井に立地していたことが大きく影響したという。

巨大ミラーに木製ミラー

 福井市の「ナック・ケイ・エス」の駐車場にはカーブミラーが約40個、ずらりと並ぶ。同社を中核とするナックグループはカーブミラーの国内製造シェア1位で、この不思議な光景を作り出すのは、製品の経年変化を確かめるためだ。

 「通常、道路にあるカーブミラーは直径60センチか80センチ。これは、採石場向けに注文があったものだ」

 海道和男社長(57)が商品展示室で指さしたのは、小柄の人ならすっぽりと隠れるほどの採石場向けのカーブミラー。直径1・5メートルにもなる同社最大の製品だ。

 ほかにも同1・2メートルのトラックターミナル用、屋内駐車場などに使われる同30センチサイズと、種類はさまざま。木製枠に収めたカーブミラーもあり、城郭や寺社で使われるそうだ。

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