家計資産、1883兆円 6月末、消費減と10万円給付で高水準

 日銀が18日発表した4~6月期の資金循環統計(速報値)によると、家計が保有する金融資産の残高は6月末時点で前年同月比1・8%増の1883兆円だった。過去2番目の高水準。新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛で個人消費が落ち込み、現預金が4・0%増の1031兆円と過去最高となったためだ。

 政府による1人10万円の特別定額給付金も現預金残高を押し上げた。景気悪化を背景に、お金を貯蓄に回す安全志向が強まった面もある。家計の金融資産の1割弱を占める株式などは4・3%減の173兆円。新型コロナの感染拡大で急落した株価が持ち直し、3月末の15・6%減から縮小幅が小さくなった。

 一方、日本国債の発行残高は2・9%増の1170兆円。日銀は金融緩和の手段として国債買い入れを通じて市中に資金を供給しており、保有者全体に占める日銀の割合は過去最高の44・5%に高まった。

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