アサヒビール 国産ウイスキー新ブランド「ニッカ セッション」を発売へ

 アサヒビールは17日、傘下のニッカウヰスキー(東京)が製造したウイスキーの新商品「ニッカ セッション」を29日に発売すると発表した。ニッカが新ブランドを市場投入するのは「ザ・ニッカ」以来6年ぶり。国産ウイスキー人気で原酒不足となり、高価格帯のプレミアムクラスで出荷調整が続く中、国内とスコットランドで調達した原酒を使った新ブランドで自由なスタイルを提案し、新規顧客獲得につなげる。

 新商品はニッカの「余市蒸溜所」(北海道)、「宮城峡蒸溜所」(宮城県)、スコットランドの「ベン・ネヴィス蒸溜所」などで造った大麦原料の「モルト原酒」を、国内で調合した国産ウイスキーだ。スコットランド産原酒の軽やかさや華やかさと、国産原酒の重厚感やビターな味わいが複層的に楽しめるように仕上げた。アルコール度数は43度、700ミリリットル瓶の参考小売価格は税抜き3800円とプレミアムクラスに位置付けられ、初年度販売数量は5万ケース(1ケースは700ミリリットル瓶12本換算)。

 国内ウイスキー市場は伸長を続けており、令和元年は前年比7%増で着地。ただ、価格帯別にみると2千円以上のプレミアムクラスは、原酒不足によるメーカーの出荷調整や供給終了が原因で縮小した。ニッカは原酒の製造能力を増強中だが、中長期の成長に向けて、手元の原酒を有効活用して継続的に供給でき、新たな価値提案を行う新ブランドが必要と判断した。

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