最後に戻る居場所は自分の家族 映画『最高の人生の見つけ方』を鑑賞

【定年後の居場所】

 2019年に公開された映画『最高の人生の見つけ方』を観た。主人公は、吉永小百合と天海祐希。人生を家庭に捧げてきた生真面目な専業主婦と、仕事一筋で生きてきた大ホテルチェーンの女性社長が、ともに余命宣告を受ける病をきっかけに病院で出会う。今までの生き方も価値観も異なる2人は、互いの人生にむなしさを抱えていることに気づく。

 2人は、同じ病院に入院していた少女の「死ぬまでにやりたいことリスト」(棺おけリスト)を書いたノートを偶然手に入れる。そして残りの人生にやりたいことが何もないことに気づいた吉永演じる主婦が、「(このリストの内容を)やってみようと思うんです」と話し、それを聞いた天海演じる女性社長が「それ、私も乗るわ」と応じて一緒に実行に移す。

 ご承知の方も多いと思うが、この作品は、ハリウッド映画(2007年公開)のリメーク版である。大まかなあらすじは近いが、米国の男性2人を日本では女性に入れ替えて作られている。

 元のハリウッド発の『最高の人生の見つけ方』も再度観てみた。こちらは家族を養うことを優先して勤勉実直に働いてきた自動車修理工(モーガン・フリーマン)と、仕事に人生をささげた大富豪(ジャック・ニコルソン)のコンビだ。

 日本版は「海外に行ってスカイダイビングをする」「ももいろクローバーZのライブコンサートに行く」「専用ジェット機に乗ってエジプトのピラミッドを見物する」など次々とリストの内容を実現していく。2人は初体験の連続の中で生きる楽しさを味わう。

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