ドコモ口座事件、「3つの違和感」 ドコモが土下座すればいいの?

 前述のように、犯罪者は常に決済サービスを狙っている。おそらくは、世の中にある決済サービスをくまなく精査し、「いける」となったら一気に攻めるのだろう。複数のサービスが常に狙われていて、われわれが知らないところで詐取やマネーロンダリングが行われている、と考えるべきだ。

 昨年の7Pay事件以降、こうした被害はサービス事業者側が全額補償するのが基本になった。消費者としては助かる部分だが、一方で、犯罪者にとっては狙いやすくもなった、といえる。

 だとするならば、ドコモ口座の問題を「ドコモの問題」と考えるだけでなく、金融サービスから日々お金を掠め取る組織との闘い、と考えて、もっと全体的な精査を進める必要があるのではないか。

 オレオレ詐欺に代表される特殊詐欺犯も含め、こうした犯罪に対し、各所はどう対応していくのだろうか? 7Pay事件も、「出し子」はつかまっても組織の根幹につながる人物の逮捕には至っていない。

 筆者は捜査の専門家ではないので、どうすればいいかはまったく分からない。だが「根っこを押さえるために何をするのか」という対策が必要なのは間違いない。場合によっては、警察側の組織に手を加え、横断的対策を強化する必要があるのではないか。

 そういう部分も含めて「ドコモが悪い」で終わってはいけない事件なのだ。

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