ドコモ口座事件、「3つの違和感」 ドコモが土下座すればいいの?

 閑話休題。

 9月10日夕方に行われたNTTドコモの会見は異様だった。「銀行の責任」という言葉をNTTドコモが明確に避けていたからだ。記者から「銀行との関係」を問う質問が出てもNTTドコモは銀行側のシステムの責任についてははぐらかし、答えない。

 「まるで銀行がNGワードのようだ」

 友人のライターは会見後、そんなふうにつぶやいた。筆者も同感だ。

 NTTドコモ側が対応銀行拡大のため、セキュリティのゆるい状態での口座接続を進めたのは間違いなさそうだ。一方で、銀行の側として、「ゆるいセキュリティでの接続をOKしたこと」「緩いセキュリティ状態が今も続いていること」についての説明がほとんどなく、ドコモ側としてもそこに「話し合いをすすめている」「いつかは良い状態になれば」といったコメントが続いたことに強い不信感を抱く。

 そもそも、オンライン決済に本格的な対応を進めていない銀行側が、「銀行+現金」という決済手段に甘えていた部分はないか。投資額を小さくし、ゆっくりと場当たり的にオンライン決済の導入を進められないか、という意識があったのではないか。

 複合要因であること、その根幹に、少なくともこの記事を書いている9月12日現在で手が入っていないことについては、もっと真剣に考えるべきではないか。

 14日(月曜)以降、銀行側の対応がどうなるかは注視する必要がある。

 編集部注

 15日に、ドコモ口座以外の電子決済サービスでも銀行口座からの不正な現金の引き出しがあったと総務省が明らかにしました。

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