ドコモ口座不正 流出情報、何度も悪用恐れ データ化、自己防衛が必要

 NTTドコモの電子マネー決済サービス「ドコモ口座」を利用した不正な預金引き出しが相次いでいる問題では、口座番号や暗証番号などを入手した何者かが預金者になりすましてドコモ口座を設け、銀行口座から金を移していたとみられており、被害はさらに拡大する恐れがある。専門家は過去の口座などの流出情報が悪用されている可能性も指摘。暗証番号を定期的に変えるといった自己防衛手段を講じない限り「一度流出した情報は何度も悪用される傾向にある」と警鐘を鳴らしている。

 ■メールだけで本人確認

 今回の事件では、本人確認の甘さが悪用されたとみられている。ドコモの口座を開設する際、メールで本人確認をするだけで、携帯番号に任意の認証コードを通知し、それを打ち込むなどの「2段階認証」は行っていなかった。

 何者かが口座番号や4桁の暗証番号のほか、氏名と生年月日を入手。預金者になりすましてドコモ口座を開設し、被害者の銀行口座を勝手に連携させ、預金を不正に移していた。

 情報セキュリティー会社「トレンドマイクロ」(東京)の岡本勝之セキュリティエバンジェリストは「ドコモ側からすると、口座番号などの銀行情報自体が本人確認の要所だったのかもしれない。だが、金銭に直結するアカウントで別の本人確認方法をとるべきだった」と話す。

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