「ドコモ口座」経由の不正引き出し、17行がひも付けを停止

 NTTドコモは9日、電子マネー決済サービス「ドコモ口座」を利用した不正な預金引き出しが発覚し、既に被害が出た銀行を含む計17行の口座とのひも付けを停止したことを明らかにした。これまでに少なくとも地方銀行7行で被害が確認されており、ドコモは実態の把握を急いでいる。

 ドコモなどによると、銀行の口座番号やキャッシュカードの暗証番号が何らかの手口で不正に盗まれ、預金をドコモ口座にチャージ(入金)する手法で不正に引き出されたという。これまでに七十七銀行(仙台市)、東邦銀行(福島市)、大垣共立銀行(岐阜県大垣市)、中国銀行(岡山市)、滋賀銀行(大津市)、鳥取銀行(鳥取市)、紀陽銀行(和歌山市)などで被害を確認したが、七十七銀などは被害額を公表していない。

 ドコモ口座は、銀行によってはなりすましを防止するための「2段階認証」などが導入されておらず、メールアドレスさえあれば開設可能で、フリーアドレスを使えば容易になりすましが可能だった。ドコモ口座と連携している銀行は計35行あり、2段階認証を導入している銀c行で被害は確認されていないという。

 ドコモが停止したのは、ドコモ口座と銀行口座のひも付けで、一部の銀行についてはすでにひも付けられた口座からドコモ口座へのチャージも停止した。

 インターネット上では今月3日以降、銀行名を伏せて「4回にわたって30万円が引き出された」「身に覚えのない引き落としがあった」などの情報が書き込まれていた。

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