関空 6月の総旅客数、国内線で回復 期待のGoTo影響は

 関西エアポートは22日、6月の関西国際空港の利用状況(速報値)を発表した。国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年同月比97%減の8万683人だったが、単月で過去最低だった5月(3万6113人)の約2倍となり、前月比では5カ月ぶりに増加した。新型コロナウイルスの感染拡大で国際線の低迷が続く一方、国内線が回復した。再び感染が拡大し、旅客数の回復がどれだけ戻るかは不透明だが、航空各社は政府の観光支援事業「Go To トラベル」に期待をかける。

 関西エアによると、国際線は同99・7%減の6432人だった。国内線は同87%減の7万4251人だが、3万1516人だった5月の2倍以上になった。

 6月19日に都道府県境をまたぐ移動の自粛要請が全面的に解除されて以降、航空各社は便数を徐々に回復させている。今月12~18日に関空を出発した国内線は、約1カ月前から倍増して220便となった。

 格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは22日、国内線の全便運航を再開し、新型コロナによる運休・減便を解消した。関空でも宮崎、鹿児島線などの5便(往復)を再開。8月は新千歳、那覇線などで8便を増便する。

 慎重姿勢が目立っていた大手の全日本空輸や日本航空も関空の一部で運航を始め、計画の約3分の1から半分まで便を戻した。全日空は22日、関空で3カ月ぶりに石垣、宮古線などの5便を運航再開。22日午前に出発した宮古行きは搭乗率が98%に達し、同社のスタッフが手を振って離陸を見送った。23日から4連休のため、22、23日の予約状況はほぼ満席という。ただ、新型コロナ感染が再び拡大していることもあり、先行きは不透明感が漂う。

 「Go To」への期待について問われた同社関西空港支店の辛川敬(からかわたかし)支店長は「24日以降は空席が目立ち、完全な回復にはまだ時間がかかる。感染防止を徹底し、安全に利用してもらうことが大事。就航先の魅力をPRして、需要を喚起していきたい」と述べた。

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