宣言解除後も経営破綻は「これから」 見通せない経済復旧

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言解除に向けた調整が進められ、企業は経済活動再開に期待を膨らませる。ただ、企業には「解除されてもすぐには売り上げの回復は難しい」との声が多く、特に大きな打撃を受けた中小、零細企業の業績回復は当分先になりそうだ。増加の一途をたどる経営破綻は歯止めがかからず、「倒産が相次ぐのはこれから」との見方も根強い。(岡本祐大)

「自粛警察怖い」

 「闇営業をせざるを得なかった」

 兵庫県内で飲食店を経営する男性はこう明かす。県は飲食店などに午後8時までの時短営業を要請しているが、この通りに営業しても経営が成り立たないからだ。この店では8時以降、軒先の明かりを消し、常連客に限って受け入れている。

 営業時間を守らなくても罰則はないが、男性は「『自粛警察』による嫌がらせが怖かった」と話す。男性は宣言解除で要請が緩和し、もとの営業時間に戻せることを期待するが、3分の1程度に落ち込んだ売り上げの減少をカバーするのは容易ではないという。

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