日立化成へのTOB成立 昭和電工、連結子会社化

 昭和電工は21日、日立製作所子会社の日立化成に対する株式公開買い付け(TOB)が成立し、28日付で日立化成を連結子会社化すると発表した。保有比率は議決権ベースで87・61%となる。発行済みの全株式取得を目指しており、早ければ6月にも完了させたい考えだ。

 昭和電工は電炉向け黒鉛電極で世界首位。半導体やリチウムイオン電池の材料に強みを持つ日立化成の買収により、総合化学大手の一角に迫る事業規模となる。2023年末にも、日立化成を統合する計画だ。

 ただ、買収総額が約9600億円と大きく、新型コロナウイルスの感染拡大で事業の先行きは不透明だ。昭和電工は年内に新たな中期経営計画を示すことになっており、不採算事業の売却や競争力のある分野への経営資源の集中といった選別が焦点となりそうだ。

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