百貨店販売が低迷 名門アパレルに身売り観測、米中の「モノ言う株主」に翻弄

 RMBは「モノ言う株主」として知られるが、平成30年の株式取得からしばらくは目立った動きをしていなかった。そのRMBが身売り要求に出たのは、それだけ業績不振が深刻だと受け止めているからだ。

 RMBは売却先の具体名に言及していない。ただRMBの細水政和パートナーはインタビューで、「ポール・スチュアート」でライセンス契約を結んでいる三井物産や、経営再建を遂げて30年に再上場した同業のワールド、かつての提携先であるバーバリーを挙げている。

 RMBが売却提案を認めた翌日の2月13日、三陽商会は協議はしていないとする声明を出した。だがRMBは5月の株主総会で社外取締役派遣を提案し、経営への関与を強める考え。出資比率は約6%にすぎないが、賛同する株主が相次ぐ可能性は否定できない。レナウン同様、新経営陣は背水の陣の覚悟で再建に臨む必要がある。(経済本部 井田通人)

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