キャッシュレスで財布に変化 阪急うめだ本店は売り場やめる方針

 スマートフォン決済の広がりなどで急速に進むキャッシュレス化が、財布の形を変えている。お札をきれいに収められる長財布の売り上げが下がり、カードと小銭入れに用途を絞った小型財布や、大きめのスマホケースが伸びているという。こうした中、阪急百貨店梅田本店(大阪市北区)は従来型の財布売り場をなくす方針だ。一万円札の発行も減っている。立派な財布を持つのはもう古い?(粂博之)

 昨年秋の消費税増税に伴うポイント還元、スマホ決済の普及で「小型財布の売れ行きが急速に伸びた」と同店の担当者。「女性用の7割、男性用の半分以上を占めていた長財布は、いずれも5割を切っている」

 男女とも代わって伸びているのが、二つ折りや三つ折りの小型だ。お札よりもカードがメインで、小銭が少々入る。スマホケースと小型財布を組み合わせたものも、この1年ほどで人気が高まり、財布の売上数の「10%を超える」という。

 同店の女性用財布売り場ではカードやスマホ、化粧品などがまとめて入る「財布以上、かばん未満」の商品も注目を集めている。このため、秋にも女性向け「財布売り場」をなくして、キャッシュレス化に対応して「身の回りの小物を包む商品」を中心とする売り場に改装する方針だ。

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