かんぽ、営業再開見送りを発表 調査や再発防止を優先

 日本郵政グループは25日、かんぽ生命保険の保険商品の営業について、金融庁などからの業務停止命令が解除される4月以降も再開を見送ると発表した。不正販売問題の調査や再発防止策の徹底を優先する。再開時期は、社外の有識者のの助言を踏まえつつ、慎重に判断する方針だ。

 郵政グループでは不正販売問題を受け、昨年7月から郵便局とかんぽの直営店で扱う保険商品の積極的な営業を自粛している。これにより、かんぽ生命の昨年4~12月期の個人保険の新規契約件数は前年同期から半減。さらに、金融庁と総務省からは今年1~3月に保険営業の停止の行政処分を受けた。

 不正販売問題をめぐっては、保険料の二重徴収など契約者が不利益を受けた疑いがある約18万3千件の調査は3月末でおおむね完了する。だが、契約数や契約額が多いといった不利益を被った可能性のある契約者が新たに約6万人いることが判明。この追加調査は6月までかかる見通しだ。

 郵政グループは調査が道半ばで実態解明がなされないままでは、顧客や従業員の不安は解消されないため、営業再開は時期尚早と判断したもようだ。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ