「嵐」効果が景気が良くなる“指標”に 東京五輪、紅白…さらに高まる期待

 【経済インサイド】令和2年末で活動を休止することになった人気アイドルグループ「嵐」。昨年は、天皇陛下のご即位を祝う「国民祭典」で奉祝曲を披露したのに続き、2020年東京五輪・パラリンピックのメインスタジアムとなる新国立競技場のこけら落としにも登場し、国民的行事に欠かせない存在となった。実は内閣府の景気ウォッチャー調査にも、嵐関連の記述が散見されるなど、景気動向を分析する上で無視できない存在となっている。

 「人気アイドルグループのコンサートイベントがあったことなどで、(昨年)11月は前年よりも若干プラスになっている」(土産物店経営者)

 「人気アイドルグループのコンサートが貢献してくれたことで、前年並みの売り上げを確保できた。コンサート前後の数日間は、ファンとみられる客の来店があり、幅広い料理の注文がみられた」(高級レストランスタッフ)

 これらは昨年11月の景気ウォッチャー調査の中で、北海道の調査対象者がコメントした内容だ。三井住友DSアセットマネジメントの宅森昭吉チーフエコノミストは「嵐が札幌ドームでコンサートを開いた時期と重なる。『幅広い料理の注文があった』など、興味深い内容だ」と話す。

 景気ウォッチャー調査とは、スーパーの店員やタクシー運転手など、景気の動きを日々感じる立場の人にインタビューし、景気の現状を分析した指標だ。宅森氏によると、嵐関連と思われるコメントは何年も前から散見されていた。

 宅森氏が景気動向の観点から嵐に注目したきっかけは、平成21年1月クール(1~3月)にテレビ朝日系列で放送された、リーダーの大野智さん主演のドラマ「歌のおにいさん」だ。深夜時間帯の放映にもかかわらず、視聴率は最終回まで2ケタを維持した。ドラマ主題歌「曇りのち、快晴」のシングルCDの発売週の売上枚数は50.1万枚を超え、ヒットの目安とされる50万枚を上回った。

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