動画見放題、SNS使い放題に規制か ユーザー不満、値下げ求める声も

 総務省の有識者会議は25日、スマートフォンで特定のアプリを使っても通信料金に影響しない「ゼロレーティング(カウントフリー)」サービスに関する指針案をとりまとめた。通信プランで速度制限の対象外にされていたアプリが例外扱いされなくなる可能性があり、ネットでは不満の声があがっている。

 大手通信キャリアではau(KDDI)がツイッター、インスタグラム、フェイスブックといった主要なSNSアプリで、ソフトバンクが主要SNSアプリとユーチューブやアマゾンプライムビデオ(来年1月31日以降)などの動画アプリなどで、ゼロレーティングのサービスを提供している。使い方によって例外はあるが、これらのアプリをどれだけ使っても通信量にカウントされないので、通信プラン上では「動画見放題、SNS使い放題」になる。なお、NTTドコモはゼロレーティングのサービスを提供していない。

 ゼロレーティングを実施しているキャリアの契約者にとってはありがたいルールだが、世界的なIT企業が提供している、利用者の多いアプリが優遇されている側面がある。また、回線混雑時には非契約者にしわ寄せが起きるなどの指摘もあり、公平性を求める声が高まっていた。

 ネットユーザーの関心も高く、ツイッターでは25日に「動画見放題」がトレンド入り。「動画見放題プランに魅力を感じて契約したからプラン内容変更されるのは迷惑だな」などと規制の方針に反対するコメントが多く投稿された。外出先でドラマや映画を見るときは、あらかじめスマホにダウンロードしておこうと対策を講じる人もいた。一方、「通信会社に動画見放題にするだけの余裕があるのなら、ゼロレーティングをやめて通信料金を引き下げるべきでは」などの意見も出ている。

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