関西経済同友会きっての国際派 古市健氏、万博準備加速への期待も

 「日本のなかの大阪でなく、世界のなかの大阪、関西。そういう視点で活動を展開したい」。

 関西経済同友会きっての国際派。1980年代、日本生命による米証券大手への出資プロジェクトに携わり、その後インドでの出資も手がけた。「他の経済団体でグローバル展開が抜きんでている」。そう自ら評する関西同友会の活動に、培った経験と知識で貢献する。

 関西の一層の成長に必要なのは、新たなイノベーションを生み出すための「企業や学術界がオープンに連携できる場」だと強調し、万博は連携促進の「大きな柱」と位置づける。また万博閉幕後を視野に「吹いている風だけに頼らず、長期的に関西が発展できる基盤を築く」と意欲を燃やす。

 日本生命からの代表幹事起用は古市氏で6人目。「関西にお世話になっている会社。しっかりと貢献していく」。関西財界の「代表銘柄」の企業からのトップ起用で、万博の寄付金集めなどにはずみをつける役割が期待されている。

 東京出身だが、ビジネスで苦闘したシンガポールやインド・ムンバイが好きだといい、同じように「日常の生活感と歴史をあわせもつ大阪が好き」という。近隣の商店街など、大阪を体感できる場所を散歩するときがほっとできる瞬間だ。(黒川信雄)

 古市健氏(ふるいち・たけし) 

 東大卒。昭和52年日本生命保険入社。専務執行役員、副社長などを経て平成28年7月から副会長。東京都出身。

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