シャープ旧本社跡地、東京五輪後にニトリが開業

 家具大手のニトリホールディングスは19日、平成28年に取得したシャープ旧本社ビル跡地(大阪市阿倍野区)で、2020年東京五輪・パラリンピック後に新店を開業することを明らかにした。五輪関連の工事が終わると、人件費など建設コストが下がると判断した。シャープゆかりの地が、ニトリの店舗に生まれ変わる。

 シャープは経営危機時の平成28年、旧本社ビルをニトリに、南側にある「田辺ビル」をNTT系の不動産会社に計188億円で売却。同年に、堺市へ本社を移転した。

 ただ、旧本社周辺は、関東大震災を機に東京から大阪へ移った創業者の早川徳次が大正13年から拠点を設けた「第二の創業の地」とされてきた。そのため、台湾の鴻(ホン)海(ハイ)精密工業の傘下入り後に再取得を目指したが、旧本社ビルについては合意に至らず、取り壊された。田辺ビルは買い戻し、野村不動産と共同で高層ビルを建設する計画だ。

 ニトリは積極的に出店を続けており、8月時点での国内店舗数は雑貨などを扱う店を含めて約520店舗。大阪では、JR大阪駅北側の商業施設「リンクスウメダ」内に大型店を16日に開業した。シャープ旧本社は大阪メトロ御堂筋線の西田辺駅近くでアクセスに恵まれている。

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