東京電力HD 台風15号被害で118億円の特損計上

 東京電力ホールディングスは28日、令和元(2019)年9月中間決算で、9月に千葉県などに大規模停電をもたらした台風15号に関連する災害特別損失118億円を計上すると発表した。また、原発専業の日本原子力発電(東京)が再稼働を目指す東海第2原発(茨城県)に、資金支援することを決めたことも明らかにした。

 今回の災害特別損失は、東日本大震災後の自然災害による特損としては最大。電柱の倒壊が約2000本、変圧器431台などが被害を受けた。設備改修関連が61億円、他電力からの応援に関連する費用が55億円となっている。10月に起きた台風19号の被害も大きく、今後、追加で特損を計上する可能性が高い。

 一方、中間決算は売上高が前年同期比3・9%増の3兆1756億円、最終利益が4・7倍の4206億円で、7年連続で最終黒字となった。燃料価格の下落によって燃料費調整額が増加し、収益を伸ばした。

 日本原電に対しては、東海第2原発が再稼働した際に、購入する電力の前払い金などの形で提供し、資金支援することを28日の取締役会で決定した。日本原電が総額で、3500億円の支援を求めているとされる中、東電の協力は総額で約2200億円規模とされているが、支援額は非公表とした。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ