関電の第三者委が初会合「真相解明の徹底を」

 関西電力の役員らが高浜原発が立地する福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(故人)から多額の金品を受領していた問題を再調査する第三者委員会の初会合が13日、東京都内で開かれた。終了後、但木(ただき)敬一委員長(元検事総長)は「徹底した真相究明から出発しようということで一致した」とのコメントを発表し、取りまとめに向け議論を本格化させる考えを示した。

 第三者委は但木氏ら4人の委員、特別顧問で構成。4人のもとで弁護士約15人がスタッフとして入り、調査活動を支える。会合は非公開で開催する。

 この問題で関電は昨年7~9月に社内調査を行ったが、調査対象は平成23年から30年にかけて原子力事業本部などに在籍していた一部の役員らに限られていた。

 ただ、20年以上前に金品を受領していた幹部の存在が明らかになるなど調査の不備も指摘されており、第三者委は時期や対象者を広げて調べる。また、社内調査に基づいて関電が昨年下した社内処分の妥当性なども検証する。

 調査は年内の取りまとめを目指すが、但木氏は「報告書は4人のメンバー全員が納得するまで調査、検討する。中途半端に調査は打ち切ることはできない」としており、期限よりも徹底調査を優先させる考えを示している。

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