消費税、仙台の水族館は一律10% 商店街では混乱も

 仙台市内の観光施設では施設内の売店の扱いをめぐり、さまざまな対応が取られている。

 年間の来場者が100万人を超える仙台うみの杜水族館(仙台市宮城野区)では、館内にあるフードコートの飲食店と軽飲食の売店について「館内は全てイートイン」(担当者)として扱い、税率を一律10%とした。

 昭和40年に開園し、東北随一の規模を誇る八木山動物公園(同市太白区)は、売店や食堂で客席のある店では税率10%、客席のない店で税率8%の軽減税率を適用した。

 同園を家族で訪れた同市青葉区の主婦(28)は「難しいことを考えずに済んでありがたかった」と話した。

 「仙台の台所」として地元住民や観光客に親しまれている「仙台朝市商店街」(同市青葉区)では、消費税増税によりキャッシュレス決済に伴うポイント還元が始まったが、対応機器の導入をめぐって店側の混乱が起きた。

 同商店街振興組合によると、全体の約70店舗のうちキャッシュレス決済を導入している店舗は約10店。鮮魚店「カネシメ」を営む千葉治さん(49)は先月25日にキャッシュレス対応の機器を設置したが、直後に故障が判明するなど混乱に見舞われたという。「商店街には年配のお客さんが多く、キャッシュレス利用は1日に1、2件ほどにとどまっている」と語った。

 同商店街で精肉店「マルヨフード」を営む佐藤克郎さん(78)は「機器導入の負担により値上げすることを避けたい」として対応機器の導入を見送った。佐藤さんは「若いお客さんも少ないので、当分現金でやっていく」と話した。

 一方、青森市のそば店「柿崎」では、キャッシュレス決済サービスの「ペイペイ」に今春から加盟。これまで税込みで表示していた価格表を5月から税抜きで表示しているほか、既にキャッシュレス決済の5%還元などをPRするステッカー、シールなどを貼付した。店主の柿崎浩幸さんは「キャッシュレスの人も多くなり、混乱のないよう運営していきたい」と話している。

 秋田商工会議所では、キャッシュレス決済や軽減税率などについて個別相談に応じてきた。同会議所では「確定申告に向けた軽減税率の帳簿処理について相談が増えそうだ」(経営支援課)としている。

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