日本クラウドキャピタル 未公開株取引の場を開設

 フィンテックベンチャーの日本クラウドキャピタル(JCC、東京都品川区)は2日、同社の株式投資型クラウドファンディング(CF)で資金調達したベンチャー企業の未公開株取引のためのプラットフォーム(場)を開設する方針を明らかにした。有価証券売買に必要な第一種金融商品商品取引業(金商法)の登録などの法的手続きを経て、早ければ年内にもサービスを始める。

 JCCはプラットフォームの開設に先立ち、事業計画書の作成や株主管理などの成長支援サービス「ファンドア」を10月にも始める。さらに未公開企業の情報開示に関する独自の基準を設け、その基準をクリアした企業の未公開株を相対で売買できるようにする。

 上場企業には会社法や金商法、証券取引所の規定などで情報開示に関するルール決められているのに対し、未公開企業にはそうしたルールがない。ベンチャー企業を支援する目的でそうした企業の未公開株を取得するにあたり、判断材料となる情報の客観性が担保されていないなどの課題がある。

 同日、東京都内での事業説明会でJCCの柴原祐喜最高経営責任者(CEO)は、「新たなサービスを通じて、少しでも多くのベンチャー企業にリスクマネーが供給できる環境を整えたい」と話した。

 未公開株の売買の場としては、かつて日本証券業協会のグリーンシート市場があったが平成30年3月に廃止されている。

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