7月相次ぐ値上げ カゴメやフジッコ 消費の落ち込み懸念も

 食品など一部メーカーは、1日から主力商品の値上げに踏み切る。原材料価格の高騰や人件費、物流費の上昇により、「企業努力ではコスト増を吸収できなくなった」という。10月に消費税増税を控え家計の負担増を見込む中、値上げは消費の落ち込みにつながりかねない。

 カゴメは720ミリリットル入りペットボトルと1リットル入り紙容器で「カゴメ トマトジュース」などの野菜飲料、計16品目の価格を1日出荷分から約5~10%引き上げる。フジッコも業務用の豆製品12品目について、出荷価格を約3~5%値上げする。

 伯方塩業(はかたえんぎょう)(愛媛県松山市)は、15商品の出荷価格を1日から引き上げる。メキシコなどから輸入する原料塩の価格上昇などのコストを吸収できず、10年ぶりの値上げに踏み切った。主力商品の「伯方の塩」は1キログラム入りが税別390円(従来は370円)と希望小売価格を5・4%値上げする。

 また、「赤穂(あこう)の天塩(あましお)」などを販売する天塩(東京都新宿区)も同ブランドのほぼ全ての商品で27年ぶりの値上げに踏み切る。値上げ幅は家庭用で約4~9%、業務用で約3~6%。

 文具業界では、コクヨが、主力商品の「キャンパスノート」など文具計32品目を1日から平均約7%値上げする。同時にオフィス向けの家具にかかる配送や組立などの物流費も値上げ。配送エリアによっては20~30%の値上げ幅となる。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ