三菱重工、徴用工訴訟「和解の予定ない」 株主総会で強調

 三菱重工業は27日、東京都内で開いた株主総会で、いわゆる徴用工訴訟をめぐり韓国最高裁が同社に賠償を命じた確定判決を出した問題について、「和解に応じる予定はない」との方針を改めて強調した。

 株主総会では、質疑の冒頭に原告側の立場の株主が「韓国の裁判所が出した判決に従う考えはあるか」と質問した。これに対し、三島正彦常務執行役員は「日韓両国間および国民間の請求権に関する問題は日韓請求権協定により完全かつ最終的に解決され、いかなる主張もできないと理解している」と指摘。その上で「韓国大法院(最高裁)の判決は極めて遺憾であり、当社は日本政府と連絡を取りつつ適切に対応していく」と述べ、重ねて和解には応じない姿勢を示した。

 その後、株主からは「理不尽な要求には断じて応じないでほしい」といった判決を批判する立場からの意見も相次いだ。三島氏は、資産の差し押さえに関し「事実ではあるが、詳細な回答は差し控える」と説明したほか、韓国国内での事業継続については「すでに契約を結んでいる案件もある。契約履行義務で国と国の問題があろうと果たす義務がある」と語った。

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