静岡知事「リニアこびる必要ない」 山梨知事「予定通り開業を」

 リニア中央新幹線が静岡県内で本格着工できず、JR東海の金子慎社長が令和9年の開業予定が遅れる可能性に言及したことについて、同県の川勝平太知事は11日の記者会見で「JR東海の事業計画にこびを売る必要は全くない」と述べ、JR東海を牽制(けんせい)した。

 リニア南アルプストンネルの静岡工区は、大井川の流量減少問題をめぐる地元協議が難航していることなどから本体工事が始まっていない。

 川勝知事は「JR東海はいきなり土足で入ってきたのだから、不安を払拭(ふっしょく)する義務がある。自社の事業計画を金科玉条のごとく押し付けるのは無礼千万」と不満をあらわにした。

 金子社長の発言をめぐっては、山梨県の長崎幸太郎知事が5日の会見で「JR東海と静岡県との間で協議をしていくべきものだ。状況を見守っていきたい。山梨県が役に立てるようなことがあれば積極的に取り組んでいきたい」とした上で、予定通りの開業を望んだ。

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