阪神電鉄とJR西開発の複合ビル、15日開業

 阪神電鉄とJR西日本が共同開発していたJR福島駅(大阪市福島区)そばの複合ビルが15日、開業する。両社が隣り合って所有する遊休地(計約2600平方メートル)に建てられ、ホテルやスーパーなどが入居。鉄道各社は沿線人口を増やすため遊休地の積極活用を図っているが、競合する鉄道会社同士が組む例は珍しく、この両社も共同で不動産開発するのは初めて。

 新ビルはJR福島駅から徒歩約1分、阪神福島駅から徒歩約3分に立地。細長い土地の形状から活用が難しく、これまで駐車場として利用されていた。地上12階建てで、中核テナントは「ホテル阪神アネックス大阪」(254室)。スーパーの阪急オアシスやレストランも入る。

 ホテル阪神アネックス大阪は10日、報道陣に公開。駅に近いアクセスの良さを売りに、アジアの訪日客の取り込みを狙う。運営する阪急阪神ホテルズの藤本和秀社長は「(新ビルの開業により)さらににぎわいが増える」と期待を寄せた。

 鉄道各社にとって近年、遊休地の利用は大きな課題となっている。近畿日本鉄道が平成29年、カプセルホテル大手のファーストキャビン(東京)と組み、京都市内で駅に近い遊休地にカプセルホテルを開業するなど、他社との協業で開発する例が出始めた。遊休地の開発は沿線の活性化につながることもあり、今後も増えそうだ。

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