500ユーロ紙幣の印刷終了 犯罪資金源の遮断狙う

 27日のベルギーメディアなどによると、ドイツとオーストリアは26日、500ユーロ(約6万2千円)紙幣の印刷を終了した。欧州中央銀行(ECB)が2016年に廃止を決めたことを受け、ユーロ圏の他国は今年1月までに終了しており、500ユーロ紙幣を印刷する国はなくなった。テロや犯罪の資金源を絶つのが狙い。

 米ドルの100ドル(約1万1千円)、日本円の1万円といった他の主要通貨の最高額紙幣と比べても高額なため、マネーロンダリング(資金洗浄)などに悪用される懸念が出ていた。ユーロ圏では今後、200ユーロ紙幣が最高額となる。

 発行済みの500ユーロ紙幣は法定通貨として無期限で使用でき、ほかの紙幣や硬貨との交換が可能。ただ、ユーロ圏では以前から市中にほとんど出回っておらず、商店などで使おうとしても拒否されるケースが目立っていた。

 ドイツは現金志向が強く、廃止に難色を示していた。(共同)

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