トランプ氏、中国に農産物関税の全廃要求 対中制裁「引き上げない」見返りに

 【ワシントン=塩原永久】トランプ米大統領は1日、ツイッターで「中国に米国の農産物に課しているすべての関税をただちに撤廃するよう求めた」と述べた。トランプ氏は「(対中制裁)関税の引き上げをやめた」ことの見返りに、中国が一層の市場開放に応じるべきだとの認識をにじませ、「これは米国の農家と私にとって、とても重要なことだ」と強調した。

 トランプ氏は「牛肉や豚肉などを含む」米国産品の関税撤廃に中国が踏み切るべきだと言及。対中関税の引き上げを延期したことや「貿易協議でうまくやっている」ことから、最終的な合意までに中国のさらなる歩み寄りを促した。

 米中両政府は、先週までの閣僚級を含む協議が「進展した」(トランプ氏)として、最終合意を目指す首脳会談を今月中にも開くことを計画している。

 トランプ氏は、今月1日を期限とした対中交渉を延長し、翌2日に予定した2千億ドル(約22兆円)相当の中国産品への追加関税の引き上げ延期を決めていた。

 中国は米制裁への報復として、米国が対中輸出の主力品とする大豆などの農産物に高関税を課している。トランプ氏は、米国が各国からの輸入品に低関税を適用しているのに対し、中国などは米国からの輸入品に課す関税率が高いと繰り返し不満を表明してきた。

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