一体何をやった? 今さら聞けないカルロス・ゴーン事件の真相

 保釈を申請するも裁判所に却下され、年末年始も拘置所で過ごした。大みそかには、カップ麺タイプのそばが出され、正月にはおせちが配られたという。

 「食事や取り調べの時間以外はフランス大使館員や弁護士と面会をしつつ、『ジャパンタイムズ』など英語の本や雑誌を読みながら過ごしているそうです。家族との面会は、まだ果たせていないと聞きます」(前出・記者)

 それでは、ゴーン被告がやった「悪いこと」とは何だったのか。前出の伊藤さんが解説する。

 「ゴーン氏の罪は大きく分けて2つあります。1つは、金融商品取引法違反。役員報酬を実際にもらった額よりも少なく日産の株主に報告したことが、『有価証券報告書の虚偽記載』に当たります。

 もう1つは、特別背任罪。私的な投資で生じた損失を、日産のお金から補填するなどして会社に損害を与えた、いわゆる“会社の私物化”です」

 1つ目は、2010年からの5年間に100億円弱の報酬を日産から受け取っていたにもかかわらず、日産の「有価証券報告書」に50億円弱と虚偽の記載をし、提出したことが問題となっている。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ