韓国の“泣きどころ”突く安倍政権の「無視」政策

 米朝関係の好転をみて韓国内の対北融和ムードが広がっている中では、前者の問題は実のところ、切実感に乏しいのだろうが、金融不安は韓国経済の足元を崩しつつある。金融危機に対処するためには、日本からの通貨供給しかないという現実を自覚しつつも、日本に対して頭を下げて乞うことを嫌う韓国のジレンマを象徴している。

 韓国の金融市場はどうなっているのか。グラフは韓国の株価と、外国からの対韓ポートフォリオ投資(株式を中心とする資産運用目的の投資)の最近の推移である。韓国経済は外資依存度が高い。韓国の対外金融負債は昨年9月末で1兆1871億ドルだが、そのうち海外からのポートフォリオ投資が62%を占める。

 アジア通貨危機にもみくちゃにされた1997~98年当時の同比率は約3割で、5割以上が外国からの銀行ローンだった。外銀が一斉に融資を引き上げたために外貨が払底し、経済が破綻した。今度は海外投資家が韓国株を一斉に売却し出すと、アジア通貨の悪夢再来となる。

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