ラグビーW杯で地方活性も 目標達成には2桁伸び必要

 平成30年の訪日外国人旅行者数は、前年比8・7%増の3119万人だった。多くの自然災害に見舞われながらも6年連続で過去最多を更新したことで、「32年に4千万人」とする政府目標が現実味を帯びてきた。今年は、ラグビーのワールドカップ(W杯)をてこに、訪日客を取り込もうと地方自治体の誘客活動が本格化するなど、地方への観光効果の浸透も期待される。ただ、訪日客急増による問題も顕在化し始めた。

 「W杯開催地として知名度が上がっている。W杯も観光も楽しんでもらいたい」と話すのは大分県観光・地域振興課の担当者。昨年10月に大手旅行会社のエイチ・アイ・エス(HIS)を通じ、海外ラグビー情報サイトの記者を招き、県内ツアーを催した。「欧州で大分の知名度はほぼない」(同県)中、ラグビーの盛んな国・地域からの訪日客を増やすチャンスととらえた。英語による情報発信強化は29年度にスタート。30年は「韓国からの訪日客は(自然災害の影響で)減ったが、欧米に支えられて前年並みになりそうだ」という。

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