ゴーン容疑者出廷 日産は「すでに決別」「サプライズなかった」

 日産自動車前会長のカルロス・ゴーン容疑者が8日に東京地裁で行った主張について、日産側は発言内容に目立った新事実はなかったと受け止めている。ゴーン容疑者は意見陳述で「人生の20年を日産の復活にささげてきた」と、これまでの貢献を強調したが、日産関係者は「われわれの立場はこれまでと変わらない」と強調。ゴーン容疑者とはすでに決別したとの立場をとっている。

 8日午前、ゴーン容疑者の意見陳述の成り行きを見守る日産社内は緊張感で張り詰めた。しかし発言内容が伝わると、「報道などで今までに出ていたこととあまり変わらず、サプライズはなかった」(関係者)との声も。仏紙に掲載されたインタビューでゴーン容疑者の息子が「父の反論に誰もが驚くだろう」と述べており、日産側も身構えていたからだ。

 日産の広報担当者は「司法手続きの一つのプロセスなので、コメントしない」としている。

 日産は「社内調査で解任に足る不正は判明している。検察当局の捜査結果とは別に、取締役会で会長職の解任という結論を出しており、全く揺るがない」という立場。例えば役員報酬の虚偽記載では法的な問題以前に、「株主総会での直接の説明でも、株主を欺いていたことになる」(幹部)と指摘する。

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